社労士試験の択一式〜点数に対する考え方 後編

「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負け無し。」

 プロ野球の監督であった故野村克也さんがおっしゃっていた言葉です。

 5択のマーク式だから運良く正解することがあるのは不思議の勝ちあり、ということで当前起こりうる事でしょうか?

 前回の投稿を見て疑問に思った方がいらっしゃるかもしれません。

 「何も分からなくても0.2点なら0点は何?」

 「0点に不思議の0点なし」なのです。お答えします。

「間違いなくこれ!と思って選んだ選択肢が間違いだった・・・!」

 これが社労士試験の択一式において完璧に0点です。

 適当に選んでも0.2点の可能性があるのにこれだけは正真正銘0点・・・!!!

 社労士試験において誤って覚えてしまっている事は知らない事よりも罪です。

 問題の読み違えや勘違いは分からないことよりも罪です。

 この考えは模試や本試験で解答の見直しする時の優先順位を考える時にも使えます。

 時間が余った場合、最も見直した方が良い問題は何でしょうか???

 答えは「1肢読んで絶対これ!と選んだ問題です。

 例えばA,B ,C ,D,Eの順番通り解いたならば絶対A!BCDEを読み飛ばした問題です。

 時間の許す限り、BCDEの選択肢を読むことをオススメします。

 同様に、他の選択肢を読み飛ばして解答した問題が危険です。

 問題用紙の60ページ近くある中からすぐに見つけられるように分かりやすい印をつけた方が良いでしょう。

 逆にしっかり読んで2択まで絞って悩んだ問題は0.5点を取ったものとして割り切って良いと思います。

 基本ですが、正しいものを選ぶのか、誤っているものを選ぶのか、どちらを聞かれているのか選択肢を読む前に見ることを常に意識しましょう。

 とはいえ勘違いやミスは起こってしまうものです。

 私は本試験で、「違法」と「適法」を読み違えましたし、脱退一時金の数字を確かめる時に単純な足し算を間違えました。

 それでも合格点を取れました。(ギリギリですが・・・)

 自分を疑いすぎて信じられなくなりすぎる事は良くないですが、

1点に泣かないためにも択一式における真の0点には気をつけて欲しいと思うのです。

以上、択一式試験の点数に対する私の考え方でした。

お読みいただきありがとうございました。